踊り場で立ち話

踊り場でちょっと立ち話する程度の内容です

映画とおともとパパ友と

(「と」が多い!)
相変わらずのお気に入り、G.H.クレターズをおともに観た「ボクは五才」。
5〜6歳年上の社員さんが貸してくれました。
・BGMがザ・大映
・ナレーションがザ・大映
・ボクの歌う歌!
・子役が上手&脇役(特におばあちゃんとおばちゃんたち)もよい
・実話が元らしいのだけど、おもしろくよくできてると思う
・今だったらきっと、もっと泣かせようとすると思うのだけど、そうじゃないところがよかった。泣いちゃったけど。ボクの気持ちがただただまっすぐで、もう信念と言ってもいいんじゃないかと、それがとても伝わる映画だった。
「ゆっくりでいいよ」のお言葉に甘えて、もう一度観てお返ししようと思います。

ちなみに社員さんの弟さんはなんと映画監督だった!!受賞作あり、近年も撮ってる名の知れた監督さんだったー!わたしもほぼほぼ観てる監督さん。すごい!家族も、こんなに成功するとは思ってなかったとか。
でも社員さんいわく、あっちが兄だったらもっと素直に自慢できるけど、弟なので兄としてはちょっと複雑。あっちは成功して、こっちはパッとしてないからさー、とのこと。
だから、映画が好き、という人には話すというスタンスらしい。兄心は複雑なようです。
この社員さん、ロメロのゾンビをリアルタイムに映画館で観ていて、それを話したら妹は、「ロメロをリアルタイムで観てるなんて、なんっていい人生なんだー!」と羨んでいたのでそう伝えると笑ってました。


図書館本「東京パパ友ラブストーリー」
初めて読んだ樋口毅宏さんなのだけど、(「タモリ論」(未読)の作家さんだった)、志村貴子さんのさわやか表紙からは想像しなかったドロドロ感、生々しい単語あり、ここまでがっつりな男性同士の恋愛だとは思っていなかったので面食らいました。書評の読解力不足。
でも、文章はおもしろかった。ラストがまた途中のドロドロ感からは想像しなかったさわやかテイストで、はじめての樋口毅宏ワールドに翻弄された感じ。
あとで調べると、「さすが樋口毅宏」というところらしい。なるほど。
パパ友ラブストーリーなんだけれど、女性の社会問題や夫婦の在り方なんかがとても書き込まれていて、みっちりな小説でした。ふぅ。

そして今は、これまたなにかの書評で気になった、はじめての小野寺史宜さん「ひと」の順番がまわってきまして読んでいます。青年が他人と接してもまれていくお話。
映画も録画とディスカスで「大統領の執事の涙」「それでも夜は明ける」「ヒメアノ〜ル」を観たのですが、感想下手なうえにパパッと書けないのでまたいつか。
あ〜はやく書ける能力とはやく読める能力と、ついでに食べても太らない能力が欲しーい!!

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